脳疾患について

頭を打った

早急に受診が必要な場合

頭を強く打つと、出血やはれ、骨折の有無に関わらず、脳に損傷を受けている場合があります。次のような症状があらわれたら、早急に脳神経外科などの専門医を受診してください。

  • 頭痛がだんだん強くなる。激しい頭痛がする。
  • 吐き気や嘔吐が何回も起こる。
  • 手足に力が入らない。しびれる。
  • ぼんやりしている。すぐ眠り込んでしまう。体をゆすっても起きない。
  • 物が二重に見えてしまう。視力が弱くなる。
  • けいれん(ひきつけ)を起こす。
  • いつもと様子が違う。元気がない。ぐったりしている。

小さな子供の場合、症状を言えない場合があるので特に(7)についておかしいと感じたら病院を受診してください。

頭を抱える女性のイメージ写真

高齢者の場合

頭部を打撲してすぐには異常がなくても、1ヶ月前後して頭蓋骨と脳との間に血液が貯まって脳を圧迫することがあります。
「慢性硬膜下血腫」といいますが、高齢者に多く見られますので、高齢者の場合は特に注意してください。

慢性硬膜下血腫では、次のような症状が見られます。
  • 軽度の麻痺:箸がつかいにくくなる。ボタンの付け外しに時間がかかる。
    物をよく落とす。ちょっとした段差でもつまづき易い。真っ直ぐに歩けないなど。
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  • 物忘れが急に目立つようになる。
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  • ご高齢の方では、活動性が低下して、眠りがちになる。
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  • 食事に時間がかかる。食べなくなる。
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  • 頭痛がする。